旅行中、最も印象に残った観光地を挙げろと言われたら、私は迷わず桜島を選ぶ。
生活の中に活火山があるってすごい。
桜島フェリーに乗って桜島へ
桜島への出発地点は鹿児島港。ここから桜島フェリーに乗り、島へ渡る。我々は
船内の駐車場に車をとめ、「さあ、船からの景色を満喫するぞ~!」と意気込んだのも束の間。
同じく車で乗り込んでいる他の乗客たちが、誰一人として車から出てこないのである。車内でスマホをいじって時間をつぶしているようだ。
ひょっとして車から出たらダメなのか?と不安になったものの、せっかくフェリーに乗っているのに駐車場でじっとしたままなんてもったいない。
思い切って車を降りて客室へ移動した。
気になって後から調べたのだが、桜島フェリーは地元の人の交通手段でもあり、日常的にフェリーを利用する人は駐車場に留まることも多いらしい。
活火山へ向かうフェリーが日常生活の一部になっているというのも興味深い話である。
おそらく我々が乗ったのは第二桜島丸(サクラフェアリー)。
展望室やキッズコーナーもある豪華な船だった。
桜島へは15分ほどで着くという。
デッキで爽やかな風を浴びながら景色を眺めていると、次第に桜島が見えてきた。
雄大な姿に思わず息を吞む。
桜島が大きいことは事前にガイドブック等を読んで知っていた。
しかし、写真で見るのと実際に目の前にあるのでは全く別物だった。
のんびり桜島を眺めていると、下船に備えるようアナウンスが流れたので車に戻る。
15分なんてあっという間だ。
鹿児島港から乗船した場合は、下船後、桜島港で料金を支払わなければならない。
車に乗ったまま下船し、車両専用の料金所で支払いをする。クレジットカードをはじめ、各種交通系ICカードも使えて便利だった。
普通旅客運賃(大人) 250円
自動車航送運賃(車長3m以上4m未満) 1,700円 ※運転手1人の旅客運賃を含む
桜島港フェリーターミナル
住所:〒891-1419 鹿児島市桜島横山町61-4
TEL:099-293-2525
https://www.city.kagoshima.lg.jp/sakurajima-ferry/
ドライブ開始
道の駅「桜島」火の島めぐみ館でお土産探し
桜島に上陸してまず向かったのは、道の駅「桜島」火の島めぐみ館。 地元の野菜や果物、お土産などを売っている。桜島の名物と言えば、大きすぎる大根「桜島大根」と、小さすぎるみかん「桜島小みかん」。
双方の実家へのお土産として桜島大根の漬物、自宅用に桜島大根と桜島小みかんを使ったドレッシングを購入した。
おにぎり桜島大根 691円
桜島ドレッシング&桜島小みかんドレッシング 980円
この道の駅の目玉は桜島小みかんのソフトクリーム。JAFカードやイオンカードを提示すると、50円引きの優待が受けられる。 しっかり甘いのに後味はさっぱり。みかんの爽やかな香りが広がって、晴れやかな気分になれるソフトクリームだった。
桜島小みかんソフト 300円 ※イオンカード提示後の金額
道の駅「桜島」火の島めぐみ館
住所:〒891-1419 鹿児島県鹿児島市桜島横山町1722-48
TEL:099-245-2011
営業時間:9:00~17:00
定休日:第3月曜日
https://www.megumikan.jp/
湯之平展望所から活火山・桜島を眺める
お土産を手に入れたら、いよいよ島内の観光スポットめぐりだ。桜島一のビューポイント・湯之平展望所は欠かせない。
島内で一般人が入れる最高地点だ。
道の駅から車で約15分。
展望所へ向かう道路は砂のようなものに覆われていた。これが火山灰なのだろう。
バスのような大型車両が通ると、灰が舞い上がって辺り一面が白くなった。
展望所に着くと、駐車場でのんびりくつろぐ猫を発見。
とても可愛くて、観光客の注目の的であった。
フェリーから見たときも迫力満点だったが、間近で見ると山肌の荒々しさがよく伝わってくる。
一瞬、雲かと思ったが、白い噴煙が立ち上っている。
噴煙というのは灰色だと思っていたが、それは噴火が発生して火山灰が混じったときの色で、通常は白色だそうだ。
桜島の力強さと裏腹に海は穏やかで、まるで空と海が溶け合っているようだった。
湯之平展望所
次の目的地へ向かう途中、車内から噴煙がもくもく湧き上がる様子を見ることができた。住所:〒891-1418 鹿児島県鹿児島市桜島小池町1025
TEL:099-298-5111(観光交流センター)
写真では伝わりにくい自然の迫力があり、桜島はやっぱり一度は実物を見るべきだと思った。
有村溶岩展望所で噴火のすさまじさを体感
さて、次にやって来たのは有村溶岩展望所だ。湯之平展望所からは車で30分ほど。
ここもまた素晴らしかった。
湯之平展望所とは様相がガラッと変わり、ゴツゴツした溶岩がどこまでも続く。
圧巻の景色である。度重なる噴火のすさまじさが伝わってくる。
道はきれいに整備されているが、階段が多いので地味にキツイ。
足跡がくっきり残るくらい火山灰が降り積もっている。
宿でテレビの天気予報を見ていたら降灰予報が流れてきたが、この灰を見れば降灰予報の必要性がよく分かる。
ちなみに灰はサラサラしていて滑りやすいので足元には要注意である。
あずま屋に到着すると、視界の端にキラキラ光るものが映った。
大きな溶岩だ。
近づいてみると…
どういうわけか、1円玉が溶岩の隙間に差し込まれている。
理由は調べてみたものの分からずじまいだった。
このトンネルは大規模な噴火が発生したとき用の退避壕。
実際に噴石が飛んで来たらと思うと恐ろしい。
溶岩と緑、そして桜島。
眼下には海も広がる。
景色のスケールが大きすぎてだんだん感覚が麻痺してきたところで散策は終了。
全長約1kmの溶岩遊歩道だが、写真を撮りながらのんびり回っても20分ほどで一周できた。
有村溶岩展望所
住所:〒891-1545 鹿児島県鹿児島市有村町952
TEL:099-298-5111(観光交流センター)
桜島は大隅半島と陸続き
時刻は16時。桜島の主要な観光スポットとしては、他に「溶岩なぎさ公園」や「赤水展望広場」、「黒神埋没鳥居」などいろいろあるが、宿のチェックイン時刻があるので桜島観光はここまで。
かつてはその名の通り「島」であった桜島だが、大正3(1914)年の噴火によって海に大量の溶岩が流出したために、大隅半島と地続きになったという。
桜島と大隅半島を結ぶ牛根大橋を通って、宿がある霧島市に向かった。
背景の緑に橋の白が映える。
感想
桜島は景色がよく、また、信号がほとんどないためか渋滞もなく、運転してくれた夫は終始ご機嫌だった。ドライブコースとしてかなり理想的なのではないだろうか。
ネットやガイドブックで何度も見た桜島だが、現地へ行くとその壮大さには圧倒された。
特に、もくもくと立ち上る噴煙や灰が積もった景色、山肌の荒々しさは、実際に見て肌で感じるべきものだった。
桜島は観光地であると同時に、今なお噴火を続ける活火山だ。
その力強い存在感こそが多くの人を惹きつける理由なのだろう。
※価格は税込表記です。
※記事に掲載した内容は2026年5月時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際は公式サイト等で最新情報の確認をしてください。
今回の鹿児島旅行では、天文館エリアから霧島市の宿へ向かう際に桜島を通って行った。
Peachで行く鹿児島1泊2日!鹿児島タウン・桜島ドライブ旅
























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