実際、渡月橋は観光客がひっきりなしに往来している。
そんな喧騒の中に、ひっそりと静かな、おしゃれなカフェがある。
その名も「嵐山OMOKAGEテラス」。
「嵯峨嵐山文華館」というミュージアムに併設されたカフェで、嵐山のメインストリートから一本外れた川沿いに位置している。
嵐山モンキーパークいわたやまで可愛いおサルさんと戯れたあと、ここでランチをしようと立ち寄った。
友人が穴場カフェとして教えてくれたのだが、入ってみてびっくり。
本当に人が少ない。
メインストリートから外れているとは言え、先客はたったの二人で、嘘みたいに静かだ。
ガラス張りなので、店内には外から柔らかな光が差し込んで開放感がある。ガラス越しに見える石庭も美しい。
せっかくなのでテラス席で食事したかったが、空模様が怪しかったので店内でいただくことにした。
私が注文した「牛しぐれ煮と九条ネギのおうどん京七味風味」。
庶民の食べ物・うどんがなぜか洗練された食べ物に見える。
牛しぐれ煮の甘みに九条ねぎのシャキシャキ感、京七味の香りが合わさって、ほっとする優しい味わいだった。
夫のトーストセットはコーヒー付き。
牛しぐれ煮と九条ネギのおうどん京七味風味 1,050円
スモークサーモンと10種の野菜のサラダ(バタートーストセット) 1,700円
夫は食後のコーヒーを飲みながら、「ここ、ええなあ。嵐山やのに静かやし」と満足そうだ。
全く、穴場カフェが本当に穴場であることは珍しい。
ふとガラス窓越しに外を見ると、ぽつぽつと雨が降り始め、あっという間にざあざあ降りになった。午前中の青空が嘘のようだ。
我々は傘を持っていなかったため、しばらくここで雨宿りをすることに。
思いがけず足止めを食ったが、ぼんやり滲んでいく嵐山を眺めながらゆったり過ごす時間は悪くなかった。
嵐山OMOKAGEテラス
※価格は税込表記です。住所:〒616-83835 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11
TEL:075-882-1111
営業時間:10:00~17:00(L.O.16:30)※土日祝は9:30~
定休日:無 ※臨時休業あり
https://www.samac.jp/
https://www.instagram.com/omokageterrace/
※記事に掲載した内容は2025年10月時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際は公式サイト等で最新情報の確認をしてください。


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