今回紹介する「茶房Voice」は、まさにそんな店。
ジャズとコーヒーが好きな人にはぜひ知ってほしい、神戸の隠れ家的喫茶店だ。
「麒華」でランチを楽しんだ私と夫は、三宮の繁華街にある寂れたビル「センタープラザ西館」の2階にやって来た。
シャッターが閉まっている店舗も多い中で、トレーディングカードやフィギュアを扱うお店には結構お客が入っていて、やや異質な雰囲気が漂っている。
そんなフロアの一角にあるのが、ジャズ喫茶「茶房Voice」だ。
映画「BLUE GIANT」を見てジャズに少し興味を持ち、ジャズが聴ける店を調べていて見つけた。
![]() |
店内に入ると、そこはまるで別世界だった…と言いたいのだが、扉を開けた瞬間に襲ってきたのは想像以上のタバコのにおい。
この店は喫煙可で、なんと我々夫婦以外の喫煙率は100パーセントだった。煙の量に面食らってしまう。
タバコ嫌いの私にとっては結構ツライ空間だ。
しかし、入店時にお店の人とばっちり目が合って「いらっしゃいませ」と言われてしまったので、今さら店を出るのも気まずい。
覚悟を決めて席に着いた。入店前にチェックしなかった私の責任だ。
棚にはぎっしりと並んだレコード、店内に流れるのはもちろんジャズ。
木の温もりを感じる椅子とテーブルが並び、映画やドラマで見る昭和レトロなジャズ喫茶の雰囲気そのままだ。
各自チーズケーキとドリンクを注文。
ほどなくして注文した品が運ばれてきた。
夫のマンデリン、私のアッサム。
店内に漂うタバコの煙に妨げられほとんど分からなかったが、カップにぐっと顔を近づけると、どちらも芳醇な香りを放っていた。
「ジャズ喫茶」と聞くと、なんとなく玄人向けでハードルが高いイメージがあったが、この店は美味しいコーヒーや紅茶とともにおしゃべりを楽しみながら、自然とジャズの音色に耳を傾けられる開かれた雰囲気の店ではあった。
ただ、正直なところタバコのにおいが私にはなかなか強烈で、ジャズ喫茶の魅力を存分に味わうことなく早々に店を後にしてしまった。
味も雰囲気も魅力的なだけに、その点だけが惜しい店であった。
それでもジャズに興味があるなら、一度は覗いてみる価値があると思う。
茶房Voice
※価格は税込表記です。住所:〒650-0021 兵庫県神戸市中央区三宮町2-11 センタープラザ西館2F
TEL:078-334-3668
営業時間:11:00~18:00
定休日:水曜日、月の最終週の火曜日
https://www.jazz-voice.biz/
※記事に掲載した内容は2026年3月時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際は公式サイト等で最新情報の確認をしてください。
三宮をぶらぶらしていると、「まさかこんな場所に…!」という出会いが稀にある。

0 件のコメント:
コメントを投稿