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観光と豪華な食事、両方楽しめたら素敵な記念日になりそうだ。
記念日ランチとして選んだのは、倉敷のメインストリートからは少し外れたところにある「武野屋別邸」のアフタヌーンティー。
築150年の古民家を改装しただけあって、和の趣を前面に出した店構えだ。冬のよく晴れた青空に、歴史ある建物の佇まいが映える。
この店で、倉敷アフタヌーンティーという期間限定イベントが開催されているのだ。
イギリス発祥の喫茶習慣で、紅茶とともに軽食やスイーツを楽しむ優雅なお茶会「アフタヌーンティー」を倉敷らしくアレンジしたものです。倉敷・岡山の旬の特産フルーツを必ず使い、夏は「桃orぶどう」、冬は「いちご」を盛ります。
この店には、庭園が見える個室が3部屋あり、先着順で利用できる。
我々が案内されたのは広間だったので、どうやらその部屋はすでに埋まっていたようだ。
席に着くと、まず運ばれてきたのはお茶だ。
一煎目は55度というぬるめのお湯で淹れることで、お茶の甘さと旨みが出るらしい。
飲み終えたら今度は80度のお湯を淹れてくれる。二煎目はすっきりとした渋みを楽しむのだ。
一煎目と二煎目でお茶の味が全くと言っていいほど違ったので驚いた。
続いて椀物、八寸。
アフタヌーンティーとは言っても、いわゆる三段ティースタンドとは趣が異なり、和食の会席料理のようだ。
大きな皿にちょこんと乗った手まり寿司には品の良さが漂っている。
私だったら皿の余白を埋めようと、ごてごてと飾り立ててしまうところだ。
ここで店員さんがあることを勧めてくれた。
なんと、お茶の出がらしに醤油を少し垂らしてお浸し風にしていただくのだ。これが実に美味しい。
茶葉を食べるという行為に、最初はほんの少しの躊躇があった。しかし口にすると、やわらかな苦味と旨味が広がる。
皆さまもぜひ一度試してみてほしい。
さて、いよいよ主役のスイーツの登場だ。
段々プレートに小さく可愛いスイーツが配され、まるで日本庭園のよう。
「倉敷アフタヌーンティー」冬の主役は岡山県産のいちご。落ち着いた色合いの和スイーツの中で、控えめに赤を差しているのが奥ゆかしい。
甘さは全体的に控えめ。優しい甘さでじんわり心を満たしてくれるタイプ。
食べ終えた後に「ああ、ちょうどよかった」と思える甘さだった。
スイーツと合わせるドリンクは、高梁紅茶。
香りが広がるように、ワイングラスで提供される。
味に関しては、正直なところあまり覚えていない。だが、それでいいのである。
すっきりと飲みやすく、スイーツの甘さを包み込み、ほっとするひとときを与えてくれた。なるほど、ペアリングドリンクとはこういうものかと感心する。
ここまでで十分満たされたが、まだ水菓子が残っている。
庭園が見えない広間の席だったが、思いがけずいちごの木に出会えた。
華やかさはないが、凛とした佇まいだ。口の中には、いちごの瑞々しい甘さの余韻が残っていた。
武野屋別邸の冬のアフタヌーンティーは、落ち着いた空間で、静かに心をほどく時間であった。
一品一品の量が少なめで、少しずつ、ゆっくり味わう設計になっていたからかもしれない。
確かな幸福感に包まれた記念日ランチであった。
武野屋別邸
※価格は税込表記です。住所:〒710-0055 岡山県倉敷市阿知3丁目18-18
TEL:086-422-5335
営業時間:ランチ(二部制) 11:00〜・13:00〜/ディナー 18:00〜21:00
定休日:水・木
https://bettei.takenoyakurashiki.com/
※記事に掲載した内容は2026年1月時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際は公式サイト等で最新情報の確認をしてください。
今年の結婚記念日は、日帰りで倉敷へ遊びに行った。
倉敷アフタヌーンティー日帰り旅行:JR+ランチ付きお得プランで岡山を満喫











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