「何食べたい?」「どこがいいかな~」と話しながらフロアを回ったが、休日の夕食時とあって、どの店も満席で入店待ちが発生していた。
しかし、その中にあってやや空いていたのが「紅虎餃子房」。私も友人も「空いてるしここでいいか」と消極的な理由ではあるが、まあよい。決定。
席に着いてメニューを開いた瞬間、私の目に飛び込んできたのは水煮牛肉の文字だった。最近知名度を高めている四川料理である。
この店には前にも来たことがあるが、そのときはなかったように思う。やはりブームが来ているのか。
水煮牛肉 1,650円
水煮定食セット(ごはん/小菜/杏仁豆腐) 330円
水煮牛肉とは唐辛子と花椒、油、そして牛肉と野菜を煮込んだ料理であり、見た目は完全に激辛鍋だ。なのに「水煮」とはこれいかに。
日本語で「水煮」というとあっさりヘルシーなイメージだが、中国語の「水煮」は真っ赤な油煮である。このギャップもまた流行の一因かもしれない。
以前ガチ中華店で水煮魚(水煮牛肉の白身魚ver.)を食べてその味わいにハマった私は、迷うことなく水煮牛肉を注文した。
そして現れたのがこちらの水煮牛肉。
唐辛子もたくさん浮いていて、見るからに攻撃力が高そうだ。
恐る恐るスプーンでスープをすくい、その下から出てきた牛肉を一口。
…あれ?辛くない?
そう、想像していたより全然辛くないのである。
花椒はそこそこ効いていて、舌にピリッとした刺激が広がる。でも、辛さ自体は見た目ほどではない。
「これ、そんなに辛くないで」と、向かいの友人に味見を勧めたところ、
彼女は一口食べて「いやいや、普通に辛いから」と、顔をしかめていた。
どうやら私はガチ中華の辛さに慣れてしまい、辛さの感覚がおかしくなっているらしい。
個人的には辛さよりも肝心の牛肉がイマイチ…ねっちょり食感で肉の味が全然しない。
本場の水煮牛肉を食べたことがないから、ひょっとしたらこれで正解なのかもしれないけど。
ちなみに中国の人たちはアツアツにこだわるというが、この水煮牛肉も食べ終わるまでずっと熱いままだったので、クオリティの高さに驚いた。
野菜や春雨もたっぷり入っていてボリュームは十分。ごはんが進むガチ飯だったことに違いはない。
紅虎餃子房イオンモール大日店
※価格は税込表記です。住所:〒570-0016 大阪府守口市大日東町1-18 イオンモール大日4階
TEL:06-4252-3553
営業時間:11:00~22:00(L.O.21:30)
定休日:イオンモール大日に準ずる
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https://www.instagram.com/benitoradainichi/
※記事に掲載した内容は2025年5月時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際は公式サイト等で最新情報の確認をしてください。


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